ジラッファ(成戸朗社長)は、米ビッグマシーンズの日本法人であるビッグマシーンズと国内企業で初めてとなる営業パートナー契約を締結し、クラウド型の見積もり作成システム「BigMachines」の提供を開始した。

 国内企業の多くは、「Microsoft Excel」などの表計算ソフトを用いて製品構成と見積もりを作成・管理している。ジラッファの成戸社長は、「見積もりの作成に複雑な作業を伴う業種・業界が少なくない。現場の営業担当者それぞれが『Excel』を利用することで、見積もり情報は属人化してしまっている」と指摘する。

 ビッグマシーンズは、2000年、米国市場を中心に「BigMachines」の展開を開始し、現在80か国以上にユーザー企業を抱える。日本では、今年1月、「BigMachines11」(日本語版)をリリースした。顧客情報・製品情報をデータベースとして保有する「BigMachines」は、セールスフォースが提供する「Salesforce CRM」などと連携し、見積もり工数を削減できる。営業関連部門が作成した見積もり全データを一元管理でき、見積もり情報の分析も容易で、受注が確定した販売・仕入れ関連情報を、企業内のERPとデータ連携できる。

 ジラッファは、セールスフォースのパートナーとして、今年1月から6月までの半年間で、すでに30社を超える国内企業への導入実績をもつ。成戸社長は、「『BigMachines』をうまく利活用して、セールスフォースのユーザー企業に見積もり明細情報のデータベース化に対応する提案をしていきたい」として、3年間で5億円の売り上げを目指す。また、引き続き米国で実績のあるクラウドサービスを選び出し、2012年12月までに10種類のクラウドサービスを国内市場で展開する計画だ。(信澤健太)

ジラッファの成戸朗社長