エス・アンド・アイ(藤本司郎社長)は、サンネット(市川聡社長)の東京本社設立に合わせて刷新した情報システム基盤にクラウドコンピューティング環境を提供し、9月に稼働を開始した。

 会計を中心とした基幹業務システムの分析・設計・開発を手がけるサンネットは、東京本社の新設にあたって、自社の情報システム基盤をクラウド化する「サンネットクラウド構想」を掲げ、社員が「いつでも、どこでも、誰とでも」同じレベルで情報を共有できる環境を目指した。

 エス・アンド・アイは、「サンネットクラウド構想」の実現に向けて「VMware View」と「uniConnect」によるプライベートクラウドを提案。サンネットは、オフィスに出勤する社員が月に1~2回の頻度であることから、「VMware View」でデスクトップをクラウド化することによってITリソースの効率化を図った。全社員数の30%程度にあたる台数のノートパソコンを全員で共有し、仮想デスクトップを利用しているほか、OSやOfficeアプリケーションにオープンソースソフトウェアを活用し、導入費用の削減を実現している。さらに、8台あったサーバーをVMwareによる仮想サーバーに移行し、2台のサーバーに集約した。

 また、離れたところで働く社員とのコミュニケーションの活性化を考え、電話・メール・グループウェアのハブとして「uniConnect」を採用した。「uniConnect」は、「Microsoft Exchange」と同レベルの機能を備え、既存システムと連携させながらスマートフォンやタブレットなどのクラウドと親和性の高いスマートデバイスを利用できる。メールや内線と外線の利用をスマートフォン1台に集約したことによって、顧客先に常駐している社員同士のコミュニケーションが活性化しているという。