サイボウズ(青野慶久社長)は、12月5日、独自のクラウド環境で動作する大企業向けグループウェア「Garoon on cybozu.com」の販売を開始した。また、同時にブイキューブのウェブ会議サービス「V-CUBE ミーティング」を「cybozu.com」のオプションとして発売した。

 「Garoon on cybozu.com」は、チームコラボレーションを実現する「スペース」を新たに搭載したことに加え、アイコンデザインやユーザーインターフェースを改善。「スペース」では、業務遂行に必要なディスカッションスペース、共有ToDo、ファイル共有、業務アプリケーション(kintone)を一画面に集約できる。このほか「固定ヘッダ」を搭載し、どの画面からでも自分宛の通知が確認できるようになっている。

「Garoon on cybozu.com」のポータル(トップページ)

 青野社長は、日本コカ・コーラの「い・ろ・は・す」プロジェクトチームや三洋電機の「GOPAN」プロジェクトチームなどを例に挙げて、「イノベーションを生み出すチームの共通点は、組織横断型のコミュニケーションにある」と指摘。新機能「スペース」について、「一つのプロジェクトを進めるにあたって、組織横断的にすべての情報を集約する使い方ができる」とアピールした。

サイボウズの青野慶久社長

 無料で使える専用のスマートフォンアプリをはじめ、タブレット型端末からもアクセスできる。また、「2ファクター認証」を採用し、ログイン時のセキュリティを強固なものにした。パッケージ版「サイボウズ Office」「Cybozu Garoon」を利用中のユーザー企業には、バージョンアップに際して、蓄積したデータを「Garoon on cybozu.com」に移行するクラウド移行サービスを提供する。

 販売は、大塚商会やリコージャパン、ソフトバンクBBなど、5社のサイボウズオフィシャルパートナーを通じて行い、オンラインストア「cybozu.com Store」からも購入できるようにする。

 すでに、脱毛専門サロン「ミュゼプラチナム」を運営するジンコーポレーションが「Garoon on cybozu.com」を先行利用している。新店舗の出店を決定してからオープンまで、最短1か月半という短い期間で、膨大なタスクを漏れなく進めるために「スペース」機能を活用しているという。

 価格は、300人までが月額845円(年額9935円)/ユーザー、301~1000人が月額800円(年額9405円)/ユーザー、1001人以上は個別相談。「V-CUBE ミーティング on cybozu.com」は、1部屋月5万円(年58万8000円)。(信澤健太)