サイボウズ(青野慶久社長)は、独自開発のクラウド基盤「cybozu.com」上で動作し、業務用のウェブアプリケーションを手軽に開発できるPaaS「kintone」を提供開始した。

 「kintone」は、アンケートや売上集計、問い合わせ管理、日報、タスク管理などのウェブアプリケーションを、数分程度で構築できるPaaS。ドラッグ&ドロップで情報入力フォームを作成できるデータベース機能のほか、処理状況やアクションを設定できるプロセス管理機能、データベースに登録した情報の確認や議論ができるコミュニケーション機能などを実装する。

 「kintone」が動作する「cybozu.com」は、ログイン認証を強化したサイボウズ独自のクラウド基盤。ユーザーごとにサブドメインを取得し、異なる専用のログインURLを提供する。サブドメインが設定できるので、外部からのXSS(クロスサイトスクリプティング)などのクラッキングによる攻撃を受けにくい。また、ユーザーのモバイルデバイスにクライアント証明書をインストールすることで、デバイスを紛失したときにはクライアント証明書を無効にして情報漏洩を防ぐ。

 税抜価格は、契約ユーザー数300人までが1ユーザーあたり月額880人、301人から1000人までが835円。「サイボウズ Office」は、スタンダード版が500円、プレミアム版が650円、セキュアアクセスが250円、メールサーバーが150円(単体での利用は300円)の見込み。

 サイボウズでは、今後、中小企業向けグループウェア「サイボウズ Office」やエンタープライズ向けグループウェア「Garoon」など、主力製品のクラウドサービスを順次提供する予定だ。(信澤健太)