日立コンシューマエレクトロニクス(渡邊修徳社長)が、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を活用した生活支援サービス事業に参入する。2013年までに商用サービスの開始を目指す。

 同社は、2011年7月、多拠点型小規模店舗を展開する企業向けに、電力の「見える化」による省エネ支援サービス「ECO・POM・PA(エコポンパ)」の提供を開始した。今回、この仕組みを活用した家庭用の「エコポンパホーム(仮称)」を開発し、生活支援サービスを提供する。

 提供に先立ち、4月10日以降、福岡県福岡市アイランドシティにある賃貸マンション「インフィニガーデン」で、最大100戸を対象に実証実験を実施。1年間をめどにサービスの有用性を検証する。実験では、スマートシティサービスプラットフォームとして日立製作所のエネルギー管理システム(EMS)ゲートウェイを採用する。

 実験参加世帯にはEMSゲートウェイを設置して、センターサーバーとの通信を暗号化するほか、家庭内のアドレスを外部から隠蔽することで、強固なセキュリティ機能を提供する。また、参加世帯が所有するパソコンやスマートフォンの電力使用量の表示端末として、電力センサを設置する。(信澤健太)