アドビシステムズ(クレイグ・ティーゲル社長)は、3月27日、創立20周年を迎えたことを機に記者会見を開催し、これからの事業方針を説明した。市場が大きな変革の時期を迎えていると捉えて、クリエイティブ分野で製品を提供する「デジタルメディア」と、ウェブサイトやEメールなどに最適化したマーケティング製品を提供する「デジタルマーケティング」の二つを柱に事業の拡大を図る。

 デジタルメディア事業では、グラフィックデザイン関連ソフトで、パッケージ製品の新版「Creative Suite 6」、クラウドサービス「Adobe Creative Cloud」を今年前半に投入。とくにクラウドサービスについて、ティーゲル社長は「お客さまが、コンテンツをスマートフォンやタブレット端末、パソコンなど、複数のデバイスで共有することができる。クリエイティブ分野でのワークフローのブレイクスルーに貢献する」と述べた。

 デジタルマーケティング事業では、解析機能で広告投資とコンバージョンの最適化を図る「Digital Maraketing Suite」を拡販するほか、ウェブコンテンツ管理の「Web Experience Management」や、SNSのマーケティング効果が把握できる「Social Analytics」などをベースとしたシステム・サービスの提供に力を注ぐ。

 ティーゲル社長は、「過去20年を通じて実現してきたように、お客さまやパートナー企業の成功を、今後も10年や20年にわたって支援し続けていく」と締めくくった。(佐相彰彦)

クレイグ・ティーゲル社長