日立システムズ(高橋直也社長)は、5月29日、ホテル業界向けに、予約管理や顧客管理などの基幹業務システムをSaaS型で提供するホテルシステム「HIROOM/WEB(ハイルーム/ウェブ)」のサービスを開始した。

 「HIROOM/WEB」は、これまで提供してきた導入型のホテル総合管理システム「HIROOM」を、宿泊関連の機能に特化したSaaS型のサービスとして提供するもの。導入型の「HIROOM」と比べ、迅速に利用を開始することができ、運用コストを約55%削減できる。

 ウェブシステムでありながら、従来のクライアントサーバーシステムの高い操作性を実現するリッチクライアント・プラットフォームを採用。これによって、マウスレスで円滑な操作ができ、スムーズな画面遷移と処理レスポンスを実現した。予約受付操作中でも処理を中断することなく、チェックイン・チェックアウトなどの操作を行うことができる。

 ホテル側はサーバーなどの準備や管理が不要で、PCとインターネットへの接続環境だけで利用できるので、新規導入やリプレースはもとより、新店舗の増加にも迅速に対応できる。ニーズに応じて導入型による提供も可能。

 価格は、1施設あたり初期費が68万2500円から、月額費が6万8250円から。日立システムズでは、日立グループのクラウドソリューション「Harmonious Cloud」の下、主力事業として強化中のクラウドサービスの一つとして「HIROOM/WEB」を拡販し、周辺サービスやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を含め、15年度末までに約50億円の売り上げを目指す。