BCN(奥田喜久男社長)は、6月14日、「“映す”だけじゃない! 付加価値提案でビジネスを拡大する『デジタルサイネージソリューション』はこれだ」と題したデジタルサイネージソリューション市場攻略セミナーを開催した。共催は、インテルと岡谷エレクトロニクス、SCALA、日本マイクロソフト、リコー。

定員を上回る参加者が熱心に耳を傾けた

 セミナーの冒頭、デジタルサイネージコンソーシアム常務理事を務める江口靖二デジタルメディアコンサルタントが「ビジネスに活かすデジタルサイネージソリューションにはコミュニケーション設計が不可欠」と題して基調講演。使われない「墓石サイネージ」が出ないように、実例を示しながら「マルチスクリーンで映像コミュニケーションを変革すべき」と説いた。 

デジタルサイネージコンソーシアム常務理事を務める江口靖二・デジタルメディアコンサルタント

 共催企業によるセッションでは、「リテール分野のインテリジェント化に向けて~次世代型デジタルサイネージによる店舗課題の解決」と題して、インテル エンベデッド/CE事業開発部の津乗学プロダクト・マーケティング・マネージャーが、「サイネージは、表示機器でなくコンピューティングデバイスであることを理解すべきだ」と述べ、「インテルのアーキテクチャを使えば、より高度なサイネージソリューションの提供が実現する」とアピールした。 

インテル エンベデッド/CE事業開発部の津乗学プロダクト・マーケティング・マネージャー

 続いて、「ビッグデータを活用したインテリジェント・デジタル・サイネージによるビジネスの進捗」と題して、SCALAのギヨム・プル バイスプレジデントA.P.Jが、「サイネージは複雑になっている。画像表示だけでは価値がない」と述べ、ビジネス・データ、AVA(匿名の動画視聴解析)、携帯端末データなどによる自動コンテンツ選択と改善など、同社のソリューションがデジタルサイネージの課題を解決することを示した。 

SCALAのギヨム・プル バイスプレジデントA.P.J

 次に、日本マイクロソフトOEM統括本部エンベデッド本部の宮本裕一アカウントエグゼクティブが、「マイクロソフトが提唱するデジタルサイネージソリューション」と題して講演し、「エンタープライズ全体にあるデータを収集・管理・分析し、次のデバイス、システムのために、役立てることが重要だ」と述べたうえで、これからのサイネージ機器に最適なWindows Embeddedを紹介した。 

日本マイクロソフトOEM統括本部エンベデッド本部の宮本裕一アカウントエグゼクティブ

 また、リコー ネットワークアプライアンス事業部の原田尚ソリューション企画リーダーが「超短焦点プロジェクターと最新画像検索技術“TAMAGO Clicker”を使ったサイネージイノベーション」と題して講演し、「デジタルサイネージを提案するのではなく、いかに効果的なプロモーションができるかを訴えることがポイント」と説明し、幅広い活用事例を紹介した。 

リコー ネットワークアプライアンス事業部の原田尚ソリューション企画リーダー

 この後、パネルディスカッションを行い、講演者が熱い議論を繰り広げた。(佐相彰彦)

パネルディスカッションも実施