サイオステクノロジー(喜多伸夫社長)は、6月18日、Google Appsを中心としたクラウド事業をサイオス本体からグループ会社のグルージェント(栗原傑享社長)に移管すると発表した。サイオス本体でクラウド事業に従事していた人員を含めてグルージェントを軸に集約し、約30人の専任体制で事業を拡大する。同時に、企業や団体の予算・実績管理や比較分析などの機能をもつクラウドサービス「Adaptive Planning」の販売を開始した。

 米Adaptive Planningが開発したクラウドサービス「Adaptive Planning」は、Google AppsやFacebookなどとの連携が容易なことが特徴だ。グルージェントは「Google Apps」や「Gluegent Gate」「GluegentAppsシリーズ」「Salesforce.com」などと並んで、「Adaptive Planning」を専任組織で一括して扱うことで、事業効率を向上させる。

左からサイオステクノロジーの喜多伸夫社長、サイオスグループのグルージェントの栗原傑享社長、米Adaptive Planningの日本法人、アダプティブ・プランニングの吉岡賢司カントリーマネージャー

 サイオステクノロジーの喜多伸夫社長は、クラウド事業を集約する狙いについて、「グルージェントでクラウド事業を専業展開する製販一致体制へ移行させる」と話した。グルージェントの栗原傑享社長は、「さまざまなクラウドサービスを通じて、ユーザーのワークスタイルを最先端のものに変えていく」と意気込む。米Adaptive Planningの日本法人であるアダプティブ・プランニングの吉岡賢司カントリーマネージャーは、「Adaptive Planning」を「予実管理を比較分析し、クラウド上の共同作業で業務を効率化するもの」と説明した。

 サイオスグループは、クラウド関連をグルージェント、ソーシャルメディア関連はシーズ、オープンソースソフト(OSS)ベースのインフラ系システムなどはサイオス本体や米国や中国の法人といったかたちで、主に商材別にグループに役割を担わせることで営業を効率化する。サイオステクノロジーの喜多社長は「クラウド、ソーシャル、OSS系インフラの各商材は、営業先が異なったり、同一顧客のなかでも担当部門が異なったりするケースが多いことから、グループで役割分担をより明確にした」と、今回の組織刷新の狙いを話した。(安藤章司)