バッファロー(斉木邦明社長)は、上位機種に位置づけたストレージ機器の新モデル「TeraStation 7000」シリーズを発売し、データセンター(DC)向け市場で新規顧客の開拓を図る。とくに、中規模のDCに潜在需要があると判断しており、低価格でありながら使いやすく高機能であることを訴求していく方針。発売後1年間で1000~1500台の販売を見込んでいる。

マーケティング担当
谷川篤氏
 「TeraStation 7000」シリーズは、インテルのCPU「Intel Xeon」と最大で8倍の高速データ転送ができるDDR3メモリ、冗長構成が組めるリダンダント電源を搭載している。さらに、バックアップサーバーなど、トラブル回避用の機器で使われるニアラインHDDで信頼性を向上。NASとiSCSIの両方を同時に使うことができるなど、ユーザビリティを高めている。最大24TB容量の「TS-2RZH24T12D」(121万円)、最大12TB容量の「TS-2RZS12T12D」(70万円)の2モデルを揃えた。

 この製品を発売したことによって、同社はDC向け市場に参入。ソリューション事業部グローバル・プロダクト・マーケティング部コーポレート・プロダクトグループでマーケティングを担当する谷川篤氏は、「とくに中規模DCは、コスト面などから、簡単にはシステムを増強できないという壁に直面している。そこで、低価格で高信頼のストレージを製品化した」と説明する。大規模DC向け製品の競争が激しい一方で、「中規模DCの領域は、潜在需要があるにもかかわらず、ニーズにマッチした製品が少ない」と判断。具体的には、地方のホスティング事業者や教育機関などにアプローチをかけていく。

 また、同社は中堅・中小企業を顧客対象に据えた「TeraStaion 5000」シリーズも発売している。これまでSOHOを中心にストレージ機器の販売を進めてきたが、「販売の対象を上位層に広げることで、ビジネスの拡大を図っていく」との方針を示している。(佐相彰彦)

上位機種に位置づけられる「TeraStation 7000」シリーズ