ライオン(濱逸夫社長)が、会計システムで使用するSAP向けのデータベース(DB)基盤として、日本オラクル(遠藤隆雄社長)のDBマシン「Oracle Exadata(オラクル エクサデータ)」を導入し、5月28日に稼働を開始した。

 「Oracle Exadata」の高いパフォーマンスやデータ圧縮などのコスト削減に寄与する機能、複数の「Oracle Database」を簡単に統合できる利便性を評価して採用を決定した。導入は、「Oracle Advanced Customer Services」のSAPDB移行サービスを活用し、約2か月半で完了した。

 ライオンは、会計システム向けのDB基盤を「Oracle Exadata」へ移行したことで、アドオン帳票のDB処理を高速化するなど、SAP FI(財務会計モジュール)の標準モジュールやアドオンの区別なく、3~20倍、性能が向上したという。「Oracle Exadata」のデータ圧縮技術を活用してDBのストレージ使用量を約50%削減し、異なるシステムの集約・統合も実現。従来の会計システム向けDB基盤に比べ、年間約1000万円の運用・保守コストを削減した。

 導入にあたっては、SCSK(中井戸信英社長)が導入プロジェクトの企画・立案、構築、保守・運用を担当。日本オラクルは、「Oracle Exadata」を活用した基盤システムの構築手法について、コンサルティング・サービスを通じてプロジェクトの推進を支援した。

 日本オラクルによると、SAP向けのDB基盤として「Oracle Exadata」を活用する事例は、国内で初めて。(真鍋武)