IDC Japan(竹内正人代表取締役)は、プロフェッショナルサービスと保守サービスからなる国内ストレージサービス市場の2011年の売上実績と、2016年までの予測を発表した。

 11年の国内ストレージサービス市場の売り上げは、前年比2.6%の増の2008億3400万円だった。11年から16年までの年平均成長率(CAGR)は1.4%で、16年の市場規模を2157億円と予測した。

 11年の国内ストレージサービス市場は、プロフェッショナルサービス、保守サービスともに売り上げを伸ばした。とくに構成比の高い保守サービスの回復が市場全体の拡大に貢献。メインフレーム向けサービスは減少したが、オープン系システム向けのサービスが成長したことで、保守サービスの売り上げが伸びた。

 プロフェッショナルサービスでは、コンサルティングが市場セグメントのなかで最も高い前年比5.7%増を記録した。仮想化技術導入によるインフラ環境の変化、運用の効率化/自動化を目指した再構築、無停止でのシステム更改などのコンサルティングに対するニーズが高かった。

 鈴木康介ストレージシステムズ リサーチマネージャーは、「ユーザー企業には、ITインフラ全般の運用効率化を図る改革機運があることと、東日本大震災を契機とした事業継続/災害対策の見直しの傾向が強いことなどが成長に寄与した。今後も、ストレージ統合、自動化、災害対策強化など、従来のストレージインフラ運用改善の動きに加え、ビッグデータの活用事例に触発された企業内データ運用の見直しなどによって、ストレージサービスへのニーズは拡大する」と分析した。(真鍋武)

国内ストレージサービス市場 売上実績と予測 2007~2016年