【シンガポール発】シンガポールで開催中の「Parallels Summit 2012 APAC」で、創業者の一人であるジャック・ズバレフ プレジデントがBCNのインタビューに応じ、「日本は、SMB(中堅・中小企業)へのクラウド浸透が遅れているぶん、大きく拡大する可能性がある」として、日本法人に対して人員増など積極的に投資を行うことを明らかにした。

 日本は、SMBが徐々にクラウドを使うようになっているものの、欧米に比べるとまだ規模は小さい。ズバレフ プレジデントは、「Facebook一つをとってみても、米国では企業によるページの開設率が45%であるのに対して、日本は26%だ」と説明。それでも、サービスプロバイダやホスティング事業者によるクラウドサービスが拡大しつつあることから、「日本では、2012年に従業員10~49人のSMBによるクラウドへの投資額として630億円程度が見込まれる」と予測し、同社の製品がサービスプロバイダやホスティング事業者を通じてSMBに普及することになると踏む。

 アジア・パシフィックのなかでは、中国やインドなどが急成長しているが、同社にとっては「今後2~3年は、確実に日本がアジア・パシフィックで最も大きな市場になる」としている。そのために、KDDIやGMOクラウドなど、日本の主要なパートナー企業との協業を強化する方針だ。(佐相彰彦)

ジャック・ズバレフ プレジデント