日本IBM(マーティン・イェッター社長)は、今年4月に発表した垂直統合型システム「IBM PureSystems」の第三弾として、大量のデータを処理するためのデータベースプラットフォーム「IBM PureData System」を10月26日に発売する。

 大量の情報を分析し、経営改善に活用する「ビッグデータ」対応を目指し、データ処理に特化した垂直統合型製品。インフラストラクチャ製品「IBM PureFlex System」とミドルウェアを組み込んだプラットフォーム製品「IBM PureApplication System」に続く「PureSystems」製品群の第三弾となる。

日本IBMソフトウェア事業担当のヴィヴェック・マハジャン専務執行役員

 「PureData System」のラインアップは、高速データ入出力向けの「IBM PureData System for Transaction」、大容量データの高速分析処理向けの「IBM PureData System for Analytics」、業務処理データを蓄積データと照合するなどリアルタイム分析処理向けの「IBM PureData System for Operational Analytics」の三つ。

 IBMは、10月9日、「PureData System」をシンガポールで発表。4年間で研究開発や企業買収に約20億ドルを投資して実現した「PureSystems」のメニューに追加し、直販とパートナーによる間接販売で展開する。「PureData System」は、プラットフォーム製品「IBM PureApplication System」を補完するかたちでの導入を想定しているが、単体での利用も可能だという。

 日本IBMソフトウェア事業担当のヴィヴェック・マハジャン専務執行役員は、「『PureSystems』は、これからの20~30年に向けた有望商材だ。すぐには実現できないかもしれないが、システムインテグレータ(SIer)を中心とする販売パートナーに付加価値をつけてもらい、SIerにとっても十分に販売する価値のある製品として展開していきたい」と語った。(ゼンフ ミシャ)