NEC(遠藤信博社長)とNECフィールディング(伊藤行雄社長)は、小松製作所(コマツ、野路國夫社長兼CEO)の本社ビルに対し、オフィスの消費電力を見える化することで効果的・効率的な節電を支援する省エネオフィスサービス「エネパルOffice」を納入したと発表した。

 コマツは、環境活動を経営の最優先課題の一つと位置づけ、事業活動のあらゆる局面で環境負荷低減活動を積極的に進めている。従来、本社ビル全体の消費電力は把握していたが、経営課題に即して徹底した消費電力の削減を実現するためには、部門ごとのきめ細かな状況把握(見える化)による迅速で柔軟な対応が必要と判断した。

 本社ビル各フロア(2~10階)の分電盤に電力センサ37台を設置して、空調機器、照明機器、コンセントに接続した機器の消費電力量を見える化。また、温度センサ39台を屋上や各フロアに設置し、外気温・室温のきめ細かな把握を実現した。「エネパルOffice」の導入によって、管理者に気づきを与え、オフィスの節電につなげている。

 あらかじめ設定した消費電力量の目標に向けた現況や、前月・前年同月実績からの増減などを管理者のパソコン画面に表示。対象フロアでの過去の電力消費傾向やセンサ情報をもとに自動で診断し、電力使用の問題点や省エネへの改善点など約600種類のアドバイスを表示して、目標達成への対策立案をサポートする。

 センサから収集したデータはNECのデータセンタに蓄積するので、利用者が専用サーバーを設置するなどの作業は不要。また、センサは無線でデータ収集を行うので配線工事が不要で、短期間で導入効果を得られる。

 今後、コマツではさらに消費電力を削減するために、センサの増設や社員への詳細な情報提供による省エネ意識の向上活動を検討している。

 NECとNECフィールディングは、コマツ本社ビルへの提供実績を踏まえ、今後もオフィスの省エネ化に向けた取り組みを進める。