年頭所感

【2013年 年頭所感】 NECフィールディング

2013/01/10 20:40

週刊BCN 2013年01月07日vol.1463掲載

倍速成長

伊藤行雄 社長
 当社は、「垂直型サービス」「クラウド」「グローバル」「SMB」を四本柱に据えている。ハードウェアの単価下落によって、基本事業である保守サービスが落ち込み、ここ数年は減収が続いていたが、四本柱が伸びてきたことで2012年度(13年3月期)は増収に転じる見通しだ。13年度以降も、引き続きこれを軸に伸ばしていく。

 「垂直型サービス」は、提案から構築、運用、保守までをワンストップで提供するサービス。高付加価値なことが評価されて、四本柱のなかで最も伸びている。「クラウド」では、2012年4月に北海道データセンター(DC)をオープンし、13年3月に開設する予定の福岡DCの準備も進んでいる。「グローバル」では、欧米や中国に加えて、東南アジアに進出する。当面は、海外での売上高100億円が目標だ。「SMB」では、コールセンターで他社製品を扱うなど、機器とサービスを組み合わせて提案していく。

 13年度は、組織・体制の強化にも力を入れる。社外ではパートナーを拡充し、社内では技術者の知識を高めるとともに、営業力強化のために人員の配置を見直す。

 12年度は増収に転じる見通しだが、微増にとどまりそうだ。13年度に開始する新しい中期経営計画では、保守サポートの再成長と四本柱の推進に加えて、「新事業の創出」を盛り込む。例えば、デジタルサイネージソリュ―ションを考えている。これを倍速成長につなげたい。
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外部リンク

NECフィールディング=http://www.fielding.co.jp/