ネットワールド(森田晶一社長)は、4月24日、流通サービス(川添岩男社長)が、業務サーバー群のバックアップ環境の改善やBCP(事業継続計画)強化のために、ネットワールドが提供するEMCの重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain」とシマンテックのバックアップソフトウェア「Symantec Backup Exec 2012」を導入し、本稼働を開始したと発表した。

 流通サービスでは、これまで約30台の業務サーバーのバックアップをテープ装置で行い、日々の運用・管理に多くの工数と時間を要していたが、新システムでバックアップ運用を一元化し、業務効率を向上した。ファイルサーバーやコンテンツ暗号化サーバー、ウイルス対策サーバー、人事給与DBサーバーなどのデータを、本社内に設置した「Data Domain DD160」にバックアップしている。

 BCP強化のために、もう1台の「Data Domain」を関西地区の拠点に設置。本社データを遠隔レプリケーションすることで、確実なデータ保全体制を確立した。重複排除機能によって、総容量約12TBのバックアップ対象データが「Data Domain」上では約700GBになり、関西拠点への転送容量も1日10~15GB程度でネットワークへの影響もなく、バックアップ専用回線もいらない。

 また、以前は毎日1~2時間程度の時間を要していたテープのハンドリング作業などが不要となり、本来の業務に集中できるようになった。さらに、「Data Domain」は「Backup Exec」との親和性が高く、複数サーバーのバックアップを一元管理できるうえに、誤消去ファイルの復旧やサーバーのリストアなどもすみやかに行うことができる。システムの提案・構築は、ネットワールドのパートナーであるリコージャパンが担当した。

 流通サービスでは、今後、迅速に業務復旧できる環境を整備する計画で、コスト削減や柔軟性確保のために仮想化技術を積極的に採り入れることを検討。仮想化技術でも実績豊富なネットワールドが提供するソリューションに期待している。

流通サービスが構築したシステム構成