日立システムズ(高橋直也社長)は、7月12日、オープンイノベーションサービス「Smart Business Gateway」など、ソーシャルメディアデータを活用したサービスを強化するために、日本でソーシャルメディア分析技術のリーディングカンパニーであるホットリンク(内山幸樹代表取締役CEO)に出資したと発表した。

 出資によって、日立システムズは、ホットリンクがもつソーシャルメディアのデータ分析・活用に関する知見・ノウハウを「Smart Business Gateway」などの自社サービスの強化につなげていく。ホットリンクは、公共・金融・産業分野に多くの顧客とノウハウをもつ日立システムズとの協業関係を強化することで販売チャネルを拡大するとともに、安定的な株主確保による経営の安定化を図る。

 日立システムズは、2月からホットリンクとの協業によって業種を超えた複数の企業間でデータを相互に活用できる情報基盤を提供し、異業種間のデータ流通や、ビジネスマッチングを支援するオープンイノベーションサービス「Smart Business Gateway」「ソーシャルデータ活用・分析サービス」を提供している。ホットリンクは、Twitter・ブログ・2ちゃんねるなど、360億件を超える膨大なソーシャルメディアデータを24時間365日収集・分析しており、ソーシャルメディアデータとソーシャルメディアに特化した分析技術をAPI/ASPツールで提供している。

 日立システムズでは、「Smart Business Gateway」の提供以降、ソーシャルメディアデータを活用したサービスの引き合いが増え、今後も事業の拡大が見込めることから、ホットリンクへの出資による協業を強化する検討を続けてきた。今回、両社が合意し、日立システムズがホットリンクの株主となる手続きがすべて完了した。

 日立システムズは、今後ホットリンクの協力の下、ソーシャルメディアデータ分析コンサルタントの育成や、ソーシャルメディアデータを活用した新サービスの開発、オムニチャネルやビジネスマッチングに関連する新サービスの開発などに力を入れ、15年度末までに「Smart Business Gateway」全体で累計100億円の売り上げを目指す。また、ホットリンクは、「Smart Business Gateway」のサービスを通じて、公共・金融・産業分野への展開を図る。