日立システムズ(高橋直也社長)は、ホットリンク(内山幸樹代表取締役CEO)と連携して、ウェブのソーシャルデータから風評被害やクレーム、情報漏えいなどのリスク情報を発見・報告するクラウド型の「ソーシャルリスクモニタリングサービス」を発売した。

 日立システムズは、今年2月にホットリンクと協業し、異業種間のデータ流通やビジネスマッチングを支援するオープンイノベーションサービス「Smart Business Gateway」の一つとして、ソーシャルデータの活用・分析サービスを提供してきた。ユーザー企業が保有するデータとソーシャルメディア上の有益な情報を地域別やカテゴリ別に効率よく分析し、企業のマーケティングに関わるニーズに応えている。

 「ソーシャルリスクモニタリングサービス」は、ソーシャルメディア上のリスク情報を早期に発見して顧客満足度の向上やコンプライアンス対策、企業ブランド毀損の防止などに役立てたいというニーズに応えるため、クラウド型として「Smart Business Gateway」のラインアップに追加し、提供する。

 サービス開始から13年の信頼と累計800社以上の導入実績があるホットリンクのサービスをもとに開発。ホットリンク独自の検索システムでインターネット上を巡回し、Twitterやブログなどを含むさまざまなウェブサイトから、ユーザー企業が指定したキーワードが掲載されているページを発見し、該当するウェブのURLやキーワードを含む抜粋文などを毎日報告する。ホットリンクは、掲示板サイト「2ちゃんねる」データの企業向け商用利用の独占権を取得しているので、「2ちゃんねる」内のデータを検索することができる。

 また、当て字や伏せ字などを踏まえた検索のほか、リスクに関する2万語の辞書データや、これまでの実績を踏まえたデータの重みづけによってリスクワードを抽出。ユーザー企業は、風評被害などのリスク情報に対してすばやく対処することができる。

 価格は、初期費用が10万5000円/社、月額費用が10万5000円/IDから。日立システムズは、日立グループのクラウドソリューション「Harmonious Cloud」の下、クラウド型の「ソーシャルリスクモニタリングサービス」を拡販し、15年度末までに「Smart Business Gateway」全体で累計100億円の売り上げを目指す。ホットリンクは、日立システムズが得意とする公共・金融・産業分野の販路を活用することによって、事業の拡大を目指す。