佐賀県武雄市教育委員会は、タブレット端末を活用し、生徒に事前学習をさせたうえで学校で授業を行う「反転授業」を11月から試行する。

 「反転授業」は、近年、米国の教育機関を中心に注目されている学習方法。生徒に予習をさせ、ある程度学習内容を理解させたうえで実際の授業を実施し、わからないところを話し合ったり、応用問題を解いたりするので、従来よりも学習効果を向上することが期待できる。

 すでにタブレット端末を配備済みの市立武内小学校の4~6年生の算数と理科の授業で試行する。事前学習には10分程度の動画教材を検討しており、生徒の使用するタブレット上にコンテンツを配信して、自宅で学習してもらう。

 ただし、現段階では生徒の家庭によってWi-Fiの整備状況にバラつきがあるなどの課題があり、「反転授業」の効果についても予測が難しい。武雄市教育委員会は、本格的な導入を前提とせず、あくまでも研究授業の位置づけで実施する。

 今回の取り組みは、武雄市の「先進的ICT利活用教育推進事業」に則ったもの。武雄市は、来年度から、全市立小中学校の生徒向けに約4200台のタブレットを配備する予定。(真鍋武)