BIベンダーの米マイクロストラテジーでアジア太平洋地域を統括しているシャンカー・ガナパシー・シニアヴァイスプレジデントが、10月15日に来日し、同社のBI製品基盤の優位性や日本市場での戦略について説明した。

シャンカー・ガナパシー
シニア
ヴァイス
プレジデント
 米マイクロストラテジーは、1989年設立の独立系のBIベンダーだ。グローバル23か国でビジネスを展開し、これまでに約4000社が同社のBI製品を導入している。

 同社のBI製品は、すべて同一のアーキテクチャを採用している。ガナパシー・シニアヴァイスプレジデントは、BI基盤の優位点として、エンドユーザーが任意の視点で分析できる“セルフサービスBI”や、複数のデータソースを一つのプラットフォーム上に統合する“データブレンディング”を挙げた。

 “セルフサービスBI”は、「ITに詳しくないユーザーでも、情報システム部門が介入せずに、簡単にダッシュボードを利用することができる。ユーザーが最適なビジュアルで表示できるように、テンプレートも数十種類用意している」と特徴を説明。“データブレンディング”については、「『SQL Server』や『Oracle DB』などのRDBだけでなく、DWHアプリケーション、多次元データベース、列指向データベースなど、あらゆるデータソースを取り込んで、あたかも単一のDBであるかのように統合して分析することができる」とした。

 さらに、BI基盤は、数人での利用から数千ユーザーなどの大規模な利用にも耐えうる拡張性を実現している。ガナパシー・シニアヴァイスプレジデントは、「他社製品のユーザーの一般的なデータ保存量は50GB程度。これに対して、当社のユーザーの平均値は約500GBで、ビッグデータに対応している」とアピールした。

 米マイクロストラテジーの2012年度(12年12月期)の売上高は、約600億ドル。日本法人の売り上げについて、ガナパシー・シニアヴァイスプレジデントは、「将来的にはグローバル全体の10%までに向上させたい。とくに、小売業、金融業、政府関係機関からの案件が、今後3~5年の間で増えていくことを期待している」と語った。

 日本法人でのチャネル戦略については、「現在の売り上げの大部分は直接販売によるもの。パートナー戦略を重視し、将来的には間接販売の比率を50%まで引き上げたい。そのための戦略は明白だ。やみくもにパートナーの数を増やすのではなく、NECや日本ヒューレット・パッカード、アクセンチュアなどの既存パートナーとの関係強化に励みたい。新規では、業界特化型のソリューションを展開しているSIerとの関係構築を狙っている」とした。(真鍋武)