京都電子計算(KIP、小崎寛社長)は、全国の地方公共団体向けに、LGWAN(総合行政ネットワーク)を経由してクラウド上のバックアップストレージにデータを保管するLGWAN広域バックアップサービス「そないぶ」を10月に発売する。

 「そないぶ」は、地方自治情報センター(LASDEC)の認可を受けて「LGWAN-ASPサービス」として提供するバックアップサービス。オンラインストレージサービスと現行のLGWAN接続環境に変更を加えることなく、バックアップの取得、運用管理、データ復元を行う環境を提供する。サービスを利用する公共団体ユーザーは、バックアップの対象となるサーバーにエージェントソフトをインストールして、管理画面からバックアップ/リストアを実行する。実行のタイミングは、即実行のほか、エージェントによる自動実行を設定することもできる。

 「そないぶ」のすべての通信は、LGWANを経由。インターネットやその他のネットワークとは隔離されているので、高度なセキュリティが担保される。地方公共団体が保有する住民情報などの個人情報も、安全に遠隔地に保管できる。

 「そないぶ」は、データ管理基盤に「データ保護」「アーカイブ」「レプリケーション」「データ解析」など、データ管理に必要な機能を提供するCommVault Systemsの「Simpana」を、データ格納先としてEMCのユニファイド・ストレージ「VNXeシリーズ」を採用。ユーザー向けの管理画面は、「Simpana」のユーザーインターフェースをベースに、KIPが地方公共団体向けに最適化した。

 ストレージ容量50GBまでを月額基本料金で利用でき、50GB単位で追加することができる。サポートサービスは、メール、ファックスに加え、電話でのサポートに対応する。KIPは、初年度20団体への販売を目標としている。