日立製作所(日立、東原敏昭社長兼COO)は、電力や水道、ガス、交通などのさまざまな社会インフラ分野で、施設・設備の管理や予防保全などを目的としたM2M(マシン・トゥ・マシン)向けシステム基盤を容易に導入できる「M2Mトラフィックソリューション」を開発し、電力事業者や鉄道事業者などの社会インフラ事業者向けに、9月5日に発売した。

新開発したゲートウェイ(左)とセンサーノード

 昨年10月に発表した「Traffic Management Solutions(TMS)」の開発コンセプトにもとづき、パケットが大量で広範囲に発生するM2Mのトラフィック特性に応じて、きめ細かなネットワークの計測・分析・制御を実現するソリューション。データの収集・管理・見える化、機器やネットワークの制御など、データ活用を一元的に行うクラウドサービスと、省電力や拡張性を備えたM2M機器(センサーノード、ゲートウェイ)を新たに開発し、M2M向けシステム基盤の導入に向けたコンサルティングからシステム設計、ネットワークの構築、クラウドサービスの運用、保守、業務アプリケーションとの連携など、各種サービスをトータルに提供する。

 ソリューションを活用することで、現場の見える化やビッグデータ分析・利活用のためのシステムを容易に導入できる。これによって、設備の稼働状況を把握し、稼働計画や保守計画の見直しなど、業務改善による経営の効率化を支援する。

「M2Mトラフィックソリューション」の概念

 日立では、今後も、企業のM2M導入を支援するネットワーク基盤製品・サービスを拡充するとともに、海外キャリアとの連携を進め、M2M関連事業のグローバル展開を図るなど、ソリューションを強化する。「M2Mトラフィックソリューション」は、スマート情報のIT基盤群である「Intelligent Operations Suite」のラインアップの一つとしても提供する。