【上海発】ITベンチャーの弗勒礼信息技術(上海)(Frere、唐澤翔総経理)は、IaaS型のクラウドサービス「Frere cloud」を開始した。

 Frereは、今年6月に資本金20万USドルで設立されたITベンチャー。従業員は約10人。主な事業は、ネットワークやサーバーの設計・構築、DC(データセンター)サービス、コンサルティングサービス、クラウドの提供だ。

 唐澤総経理は、自社の強みを「技術力の高さ」と表現する。前職は、上海凱迪迪愛通信技術(KDDI上海)の副社長。現在、Frereの従業員は「ほとんどが元KDDI上海のスタッフで、クラウドの開発に携わった技術者だ」という。

 Frereは、その技術者の力で「Frere cloud」を開発。唐澤総経理は「KDDI上海とほぼ同じ品質のサービスを半額以下で提供する」とアピールする。月額料金は、仮想サーバー1台が300元から。すでに2社が導入しているという。

 クラウド以外のITサービスも、「ローカル価格で提供する」という。まずは日系企業を中心に開拓するが、品質・価格の両面でローカルITベンダーにも対抗できるので、ローカル企業の獲得も積極的に行っていく予定だ。

 唐澤総経理は、「当社には、KDDI上海を退職して、自分について来てくれた従業員がいる。だから、絶対に会社を成長させなければならない。2年後には、累積損失を解消したい」と、強い意志で事業の拡大に臨む。(上海支局 真鍋武)

唐澤翔総経理