日立システムズ(高橋直也社長)の中国事業会社、日立系統(広州)(小林茂彦董事長)は、9月5日、多種多様な帳票に書かれた印刷文字などをスキャンし、業務システムで利用するテキストデータへ高速一括変換処理する「OCR 業務帳票データ入力ソリューション」を中国市場向けに販売すると発表した。

 「OCR 業務帳票データ入力ソリューション」は、金融機関などに向けて高精細なイメージスキャナ機能と、印刷文字、バーコードなどをデジタル形式に変換する高精度OCR(光学文字認識)機能を備えた日立製機器と業務システムを連携したソリューション。帳票の電子化・集計・ソートを効率化するだけでなく、注文の受発注業務や、アンケート業務、学校などの試験採点の効率化などにも活用できる。また、従来のOCRでは不可能だったサイズや厚さの大きく異なるOCR帳票/非OCR帳票の一括混在入力ができる。

 銀行、保険会社などの金融機関は、窓口業務で発生した多種多様な帳票を高速・正確に電子化し、書類管理スペース・管理コストの削減、電子化業務の運用効率向上を実現できる。日立システムズは、ユーザー企業の顧客のファイリングシステムやイメージシステムとの連携利用のニーズにも対応していく。

 価格は、初期費用、月額費用ともに個別見積もり。今後、日立系統(広州)は、中国市場向けの「OCR 業務帳票データ入力ソリューション」を、銀行や保険会社などの金融機関の窓口業務だけでなく、さまざまな場面でのデータ入力業務に活用できる商品として、流通・小売業などにも拡販。2020年度末までに、中国でのシェア10%を目指す。