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エプソン、約123億円の投資でフィリピンに新工場、インクジェットプリンタとプロジェクターの生産を拡大

2014/12/04 18:54

 セイコーエプソン(碓井稔社長)は、2016年度(17年3月期)までに総額約123億円を投資し、フィリピンの製造子会社、Epson Precision (Philippines)(EPPI、天野和幸社長)に、インクジェットプリンタとプロジェクターの生産を拡大するための新工場を建設する。

Epson Precision (Philippines)と新工場建設予定地(青色部分)

 セイコーエプソンは、主に中国、インドネシア、フィリピンにインクジェットプリンタとプロジェクターの生産拠点を置いている。インクジェットプリンタとプロジェクターの事業は共に順調に成長し、ラインアップの拡充など、今後も生産数量の増加を見込むことから、新工場を建設する。これに伴い、EPPIの従業員数は、現在の1.6倍となる2万人へ増員する。

 新工場は、EPPIの敷地内に建設し、2017年初頭に竣工し、2017年春に稼働を開始する予定。また、約3000kWhの発電能力を備えるメガソーラー設備を建物の屋根部分に設置する。これによって、新工場を合わせたEPPI全社が昼間に使用する電力を半分程度カバーすることができるようになる。
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外部リンク

セイコーエプソン=http://www.epson.jp/