富士通(山本正已社長)とFujitsu Systems Business(Thailand)(富士通タイランド、古川栄治社長)は、タイの王立チュラロンコン大学附属模範小中高等学校の教育支援システムを共同で構築した。同校は、中高等部で2月3日にシステムの本格運用を開始。小学部では4月1日に開始する。

 富士通は、2013年6月に王立チュラロンコン大学と学生ポートフォリオシステムの実証実験を開始し、教育現場での効果的なICT活用ノウハウを提供してきた。王立チュラロンコン大学附属模範小中高等学校は、実証実験の効果や富士通の実績・ノウハウを高く評価。富士通が2014年9月から行っている、普通教室でのICTを活用した授業を支援する「明日の学びプロジェクト」に参加して、共同で教育支援システムを構築した。

 教育支援システムは、富士通の法人向けタブレット端末「FUJITSU Tablet STYLISTIC Q555」「FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q704/H」「ARROWS Tab Q584/H」、PCサーバー「FUJITSU Server PRIMERGY TX120 S3」のほか、「FUJITSU 文教ソリューション K-12 協働学習支援マーナビケーション(マーナビケーション)」や、授業支援システム「FUJITSU 文教ソリューション CoursePower(コースパワー)」などで構成。

 システムを活用する授業では、「マーナビケーション」によって、児童・生徒がタブレット端末に入力した意見や問題の答えを、教員が即座に電子黒板に表示して、クラス全体で共有できる。複数の回答を一斉表示したり、特定の回答を比較表示したりする機能も備え、効果的な協働学習を実現する。また、「コースパワー」では、教員は教材やテストの使用履歴、児童・生徒一人ひとりの提出物や授業出席状況、テスト結果などの管理を効率化できるため、児童・生徒一人ひとりの学習行動を分析して、個人の傾向や学習進捗に応じたきめ細かな指導ができる。