BCN(佐藤敏明社長)は、3月5日、東京・神田のBCNアカデミールームで「パートナー事例からわかる!ミドルウェア連携が革新を生む方法」を、富士通の協賛で開催した。午前と午後の2回にわたって開催されたセミナーでは、富士通の担当者をはじめ、アナリストや富士通のパートナー企業が講演。「ミドルウェアビジネス」の市場動向と連携方法について紹介・解説した。なお、同セミナーは3月11日にも開催される。

ミドルウェア連携がテーマのセミナーを開催

 基調講演では、「国内IT投資動向調査から見た 今後の企業IT」と題して、アイ・ティ・アールの生熊清司シニア・アナリストが登壇。生熊シニア・アナリストは、まず、ユーザー企業のIT投資の方向性について説明した。「ITのビジネスへの直接的な貢献が求められているが、IT予算の増加が見込めないなかで戦略的な投資を増加させるには、ITシステムの改革が必要」とのこと。そして、「IT部門は、『業務改革』や『ビジネス戦略』にどれだけ貢献できるかが、組織の行く末を左右する」とした。

 次に、変革が求められる企業ITについて触れ、「今後、デジタルイノベーション(デジタル技術やデジタル化した情報を活用して、ビジネスや業務を変革し、新たな価値を創出すること)への期待が大きくなる」という。そして、企業ITにはスピードが重要とし、柔軟性と拡張性を備えたITと、迅速なシステム開発・展開手法でビジネスを支えなければならないという。さらに、デジタルイノベーションでの迅速なアプリケーション提供やデバイス対応を実現するため、「ミドルウェアの役割は拡大し、重要性も増す」と語った。

アイ・ティ・アールの生熊清司シニア・アナリスト

 セッション1では、富士通の山中佳枝・ミドルウェア事業本部サポート技術統括部サポート企画部部長が「パートナー様のビジネス拡大に役立つ、富士通のミドルウェア製品とパートナープログラムのご紹介」と題して講演した。

 山中部長は、「ビッグデータ、モバイル、クラウドなど新たな価値を創出するイノベーション領域での商談が大きく伸びており、その分野では、お客様は個々の課題解決(モノ)ではなく、新たな価値(コト)を生み出す提案を求めている」とした。そのニーズに対応するため、「富士通はパートナーとともに知恵を出し合ってお客様に新たな価値を創出する『共創』に向け、パートナーシップを強化し、ともに成長することを目指す」と訴えた。

 そして、「共創」を支える富士通のミドルウェアの強みとパートナーへの技術支援について説明し、富士通とともにお客様にソリューションを提案・販売・構築するための「FUJITSU Software パートナープログラム」を紹介した。

 このプログラムには、富士通のミドルウェア製品や連携ソリューションを構築する「テクニカルパートナー」、新たな価値を連携ソリューションの形でともに提案する「連携パートナー」、富士通のミドルウェア製品や連携ソリューションを販売する「セールスパートナー」の3種類が用意されている。山中部長は、「皆様のプログラムへのご参加を心からお待ちしている」とアピールした。

富士通の山中佳枝部長

 セッション2では、ネットレコーダー・ソリューションズの中林彩氏が「『NetRecorder』による動画コンテンツ配信とAR(拡張現実)を活用した現場業務の改善」と題して講演し、富士通のミドルウェア組み込み事例をデモを交えて紹介した。

 中林氏は、同社の「NetRecorder」をコアにシステム&サービスを提供する「+動画」について説明。「製品、サービスが短命化し、グローバル対応なども求められるなかで、人材育成や業務習得の時間を短縮することは大きなコスト削減につながる。『+動画』はこれを解決できる」とした。「+動画」は、その内容を最も理解している担当者が、資料と動画を組み合わせたデジタルコンテンツを容易に作成できることが特徴だ。また、PC・スマートフォン・タブレット端末への配信に対応し、「ユーザーがコンテンツをちゃんと見たのか、その効果の測定まで、一気通貫のフレームワークを実現できる」とメリットを説明した。

 そして、動画コンテンツ配信とAR(拡張現実)を活用した事例を通じて、富士通の「Interstage AR Processing Server」を組み込んだ連携ソリューションを紹介した。

ネットレコーダー・ソリューションズの中林彩氏

2015年3月11日(水)BCN主催セミナー
パートナー事例からわかる! ミドルウェア連携が革新を生む方法


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http://www.seminar-reg.jp/bcn/03050311_fsem/