ミラクル・リナックス（児玉崇社長）は、3月13日、HPサーバー向けに監視を統合する「MIRACLE ZBX HPサーバ用監視テンプレート（ProLiant DL、ML用）」（ZBX HPサーバ監視テンプレート）が、最新のx86サーバー「HP ProLiant サーバー Generation 9（HP ProLiant サーバー Gen9）」に対応したと発表した。

　「MIRACLE ZBX」は、オープンソース統合監視ソフト「Zabbix」をベースとして、ミラクル・リナックスが独自に開発したエンタープライズ用途に特化した統合的なシステム監視ソフト。「HP ProLiant サーバー Gen9」は、顧客のITサービスにかかるコストと手間を削減し、ITサービスの提供開始までをスピードアップすることで、顧客のビジネス拡大を支援するサーバー製品となっている。

　今回提供する「ZBX HPサーバ監視テンプレート」は、「HP ProLiant サーバー Gen9」のユーザーが、「MIRACLE ZBX」の複雑な監視設定を意識することなく、システム監視の設定工数を大幅に削減することを支援する。

　具体的には、サーバー内部に搭載される管理プロセッサ「HP Integrated Lights-Out（iLO）」のエージェントレス管理機能を活用し、監視エージェントをOS上にインストールせずにサーバー監視を実現する。また、「HP ProLiant」で動作保証している各種OSに加え、CentOSやFreeBSDなどオープンソースベースのOSが動作している「HP ProLiant」の状態を、ハードウェアレベルから一元的に管理することが可能となる。

　税別価格は、30台1年パックが36万円、30台3年パックが45万3000円、30台5年パックが52万5000円、30台追加サポートが6万円。すべて初年度サポート込みとなる。