富士通(山本正已社長)とシンガポールにある子会社Fujitsu Asia(FAPL、斎藤淳一CEO)は、シンガポール西地区に新たなデータセンター(DC)拠点を開設し、サービスの提供を開始した。クラウドサービスを含めたDCサービスで、今後3年間で100社の獲得を目指す。

 富士通グループでは、2002年と2009年に2つのDC拠点をシンガポールに開設し、グローバル標準仕様のIT基盤として、世界6カ国に展開している「Fujitsu Cloud IaaS Trusted Public S5」や、ユーザーの業務要件に合わせたシステム展開を実現する、プライベートクラウドサービス「Fujitsu Cloud IaaS Private Hosted」を提供してきた。

 今回、アジアでのクラウドサービスのニーズの高まりを受けて、世界各国で最新鋭のDCを展開する米エクイニクスの高品質・高信頼なDCを設備基盤として採用した。同DCは、津波や地震の影響を受けない立地に建設されており、エネルギー効率の高いセンターとして、シンガポールの建築設計の環境配慮に対する評価制度「BCA Green Mark Scheme」の認定を取得している。富士通とFAPLでは、従来から提供してきたDCサービスだけではなく、富士通が開発を進めている新たなクラウドサービス機能などを実装し提供していく。

 富士通グループでは、今後、シンガポールとタイの既存DCに加えて、フィリピン、マレーシア、インドネシアでもクラウドサービス基盤を拡充していく予定。