フォトロン(布施信夫社長)は、カメラヘッドとメインユニットが分離し、2台のカメラヘッドを1台のメインユニットから同時に制御可能な分離マルチヘッドタイプ高速度カメラ「FASTCAM Multi」を、4月3日に発売した。

FASTCAM Multi

 FASTCAM Multiは、カメラヘッドとメインユニットが分離しているため、小型軽量のカメラヘッドのみをアームなどに固定して設置するなど、一般的な高速度カメラでは設置自体が困難な場所でも簡単に撮影できる。また、撮影中にカメラヘッドが破損した場合でも、撮影済みの動画データは本体メインユニットに保存されるため、爆発や発火、衝撃、切削加工など、データ損失の危険をともなうような撮影でも、大切なデータを確実に守ることができる。

 FASTCAM Multiは、1台のメインユニットに2台のカメラヘッドを接続するだけで、複雑な配線や設定なしで簡単に2台同期撮影を行うこともできるため、DIC(デジタル画像相関)システムはもとより、その他の3次元動画解析、多アングル撮影などにも最適なシステムとなっている。

 標準のカメラヘッド「HS-O1」は、0.98kgという小型軽量ながら、1280×1024ピクセルで4800コマ/秒、最高75万コマ/秒という優れた撮影性能を備えている。このほか、小型軽量の最新レンズ規格である「マイクロフォーサーズレンズ」を制御ソフトからフルコントロール可能な「Micro Four Thirds Lens Option」やカメラヘッドから電源供給が可能な「ビルトインLEDオプション」など、多彩な専用オプションを用意している。

FASTCAM Multi 標準カメラヘッドHS-01(左) / Micro Four Thirds Lens Option(右)