理経(黒田哲夫社長)は、7月1日、映像の編集加工・コピーを行う日本ブイ・テイ・アール(日本VTR、室井俊之代表取締役)が新サービス「高速ファイル転送サービス」用に、理経が販売する高速ファイル転送ソフトウェアFileCatalystを採用したと発表した。

 映像業界では、映像・音声の取り扱い方法がテープなどのメディアからファイルへと変化している。しかし、映像を記録した容量の大きなファイルの送受信を、一般的な共有型FTPサービスで行うには、時間がかかり過ぎるという問題があった。多くの場合、可搬型HDDなどに保存して、ハンドキャリーやバイク便などでやりとりをしていたが、長距離移動では時間がかかり、料金も高額になるなどの問題点があった。

 日本VTRでは、これらの問題を解決するとともに、将来的に映像に関連するサービスを広範囲に提供する仕組みの第一歩として、大容量ファイル高速転送のインフラ構築を実現するFileCatalystを採用した。

 FileCatalystは、さまざまなスケジューリング機能や管理機能を備えたUDPベースのファイル高速転送ソフトウェア。ギガバイト単位のデータを高速転送することで、データ転送時間を大幅に短縮することができる。また、複数拠点間でのファイルの同期機能を備えているため、単にファイル転送を行うだけでなく、各クライアントが常に最新のファイル情報を共有しながら作業を行うことができる。

 理経では、今回の日本VTRへの導入実績を生かし、衛星通信関連、放送関連、通信事業者、製造業、ゲーム開発会社など各業界に、FileCatalystを提案・拡販し、さらなる生産性の向上を支援していく。