NTT西日本(村尾和俊社長)とNTTスマートコネクト(窪薗竜二社長)、愛知県公立大学(鮎京正訓理事長)は、NTT西日本が掲げる「スマート光戦略」の一環として、ICTとバイタルデータを活用したココロの状態推定サービスの実現に向けた共同検討を進めてきた。今回、この共同検討の結果を踏まえ、「ココロの視える化サービス」を7月9日にNTTスマートコネクトから提供した。

 「ココロの視える化サービス」は、人の状態変化推定アルゴリズムを用いた世界初のサービスで、バイタルデータを収集・解析することで、さまざまな場面でのココロの状態を推定する。顧客の要望に合わせて、既存のアルゴリズムだけでなく、新たな解析アルゴリズムも開発し、利用する環境ごとに最適化したココロの状態を提示することができる。例えば、お化け屋敷のようなイベントでは、恐怖・不安・驚きといったココロの状態を推定し、可視化することで、恐怖体験の客観的な振り返りや体験後の友人との共有など、新たなイベントの楽しみ方を提供する。

 また、同サービスでは、面型脈波センシング技術など、NTTグループの最先端技術を活用し、質の高いバイタルデータの取得が可能な機器を提案する。これまでは、センサが小さく、日常生活の中で正確に脈波を計測することは困難だったが、面型脈波センシング技術は計測領域を面に展開し、手に持つモノにセンサを組み込むことで、日常生活のなかで違和感なく脈波を計測することを可能にしている。

 さらに、イベントやアトラクションなど、利用する環境ごとに最適化した解析アルゴリズムを採用し、顧客の要望に合わせたココロの状態推定サービスを提供する。サービス提供開始時点では、お化け屋敷のようなアトラクションに最適化した解析アルゴリズムを実装しており、今後、顧客の要望に応じて、解析アルゴリズムを開発していく。

 クラウドサービスのため、機器運用やシステム・ネットワーク管理に必要なコストや稼働を軽減できる。

サービス概要およびシステム構成

 今後は、映画館の観客やスポーツ選手のココロの可視化など、エンターテインメント分野やスポーツ分野を中心に、バイタルデータを活用した新たな価値を提供するサービスの展開や、イベントの開催を検討している。なお、7月10日から9月6日に開催される「梅田お化け屋敷2015 呪い指輪の家」で初めて採用されることが決定している。