エス・アンド・アイ(藤本司郎社長)は、7月15日、シンクライアント端末「ThinBoot ZERO」のラインアップに、日本マイクロソフト(樋口泰行社長)が法人向けに6月19日に発売した4G LTE対応タブレット端末「Surface 3」をベースにしたシンクライアント端末を追加すると発表した。ポータビリティと操作性にすぐれたハードウェアに高速ネットワークを内蔵し、機動力の高いシンクライアント端末という位置づけで、モバイルワーク中心でセキュアな環境を必要とする企業向けに提供する。

 「ThinBoot ZERO」は、レノボ製PCをベースにしたシンクライアント端末として2011年7月の発売開始以降、5万台を超える出荷実績がある。また、15年1月からは、マイクロソフトが提供する「Surface Pro 3」をベースにしたシンクライアント端末の提供も開始している。

 今回、「ThinBoot ZERO」のラインアップに追加する「Surface 3」は、法人向けモデルをベースにしており、無線LANに加えて4G LTEに対応している。10.8インチディスプレイを搭載し、軽量・コンパクトでありながら、バッテリ駆動時間は最長10時間と、外出の多いビジネスパーソンに最適なタブレット端末となっている。さらに、オプションのタイプカバーを装着すれば、バックライト付きキーボードを装備した高機能ノートPCとして使うことができる。

 4G LTEに対応した「Surface 3」をシンクライアント端末として利用する場合、VPNサービスなどを通じて外出先からでも、インターネットを経由しない閉域網から直接社内のシンクライアント環境に接続できるようになる。端末にデータを保存しないことから、情報漏えい対策などの観点で多くの企業に支持されているシンクライアント環境を、モバイルでも高いセキュリティレベルで利用することができる。

 起動OSには、Windows Embedded 8.1 Industryを採用。顧客のシンクライアント環境にあわせたカスタマイズにも柔軟に対応する。システムに接続する際の認証強化や、セキュリティパッチなどのアップデートにも便利な端末の管理ツールなども用意しており、梱包を解けばすぐにシンクライアント専用端末として利用できるサービスも併せて提供する。

ThinBoot ZERO / Surface 3 シンクライアント製品写真

 価格はオープン。LTEモデルの場合は、同時にソフトバンクとの契約が必須となる。