デル・ソフトウェア(中村共喜代表取締役社長)は5月18日、西新宿のデル・ソフトウェア日本オフィスで記者会見を開き、標的型攻撃対策の新サービス「Dell SonicWALL Capture」を発表した。より効果的なゼロデイマルウェア対策を実現するためのサービスで、Dell SonicWALLの次世代UTM(統合脅威管理)アプライアンス製品を活用し、クラウドサービスと連携することでゼロデイアタックを検知/遮断する。2016年8月から提供開始予定で価格は未定。

 また、同時に中小企業向けSSL VPNアプライアンスの新モデル「Dell SonicWALL Secure Mobile Access(SMA)200」「Dell SonicWALL SMA400」、およびバーチャルアプライアンス「Dell SonicWALL SMA100」を発表。「Dell SonicWALL Secure Remote Accessシリーズ」として展開されていたモデルが統合されており、最大同時ユーザー数は、それぞれ50名、250名、50名までに対応。旧モデルと比べてマルチコアCPUの搭載やメモリ容量が2倍に増強されている。価格はオープンで2016年6月から提供開始予定。

会見に登壇したデル・ソフトウェアの藤岡健セキュリティ営業本部長

Captureのサービス概要

 Dell SonicWALL Captureは、従来の製品に加えて新たに提供されるサービス。今回の発表は2月29日に米国サンフランシスコで行われたRSAカンファレンスで提供開始が発表された「Dell SonicWALL Capture Advanced Threat Protection Service」の日本での正式なリリースとなる。具体的には、デル・ソフトウェアが提供する次世代UTMアプライアンス「TZシリーズ(TZ SOHO-TZ600)」「NSAシリーズ(NSA 2600-6600)」「SuperMassive 9000シリーズ(SuperMassive 9200-9600)」のファイアウォールによって検知された疑わしいトラフィックを、Dell SonicWALLの仮想サンドボックスのほか、ハイパーバイザーレベル解析を実行する「VMRAY」、フルシステムエムレーションの行う「Lastline」の三つから成る多段サンドボックスで高精度な解析を行う。トラフィックのブロックから解析結果をもとにしたシグネチャの作成/展開はCaputureライセンス保持者には最短85秒、それ以外のファイアウォールユーザーに対しても48時間以内にシグネチャと脅威情報の配信が行われる。

従来の製品にアドオンして提供される予定で、将来的にはDell SonicWALLユーザーの8割ほどに契約してもらえることを目指す。金額については明らかにしていないものの「コストパフォーマンスを重視した価格設定を考えている」(藤岡健セキュリティ営業本部長)。

デル・ソフトウェアが行った競合比較図。「後発ならではの優位性」が強調されていた