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エンカレッジ・テクノロジと週刊BCN、自治体向けファイル無害化ソリューションの紹介セミナーを開催

2016/10/11 22:02

 エンカレッジ・テクノロジ(石井進也代表取締役兼CEO)と週刊BCNは10月4日、「緊急開催! 自治体情報システム強靭性向上に最適 ファイル無害化ソリューション ESS FileGateデビューセミナー」を東京・神田で開催した。同セミナーでは、自治体の情報システムで実績のあるSIer向けにエンカレッジ・テクノロジのファイル無害化ソリューション「ESS FileGate」とパートナー戦略を紹介した。

 セミナー開催にあたって、主催者であるエンカレッジ・テクノロジの石井CEOが登壇。独立系ベンダーである同社は、これまで大手企業を中心にセキュリティソリューションを提供してきたと、技術力の高さをアピールした。最近では地方銀行の案件も出てきているが、これまでは都市部の案件が中心。そのため、「地方自治体向けにソリューションを提供するのは、当社としては初めてのこと。皆様と協業しながら前へ進んでいきたい」と語った。
 

エンカレッジ・テクノロジの石井進也代表取締役兼CEO

 セッション1では、「自治体情報システム強靭性向上に最適! ファイル無害化ソリューション ESS FileGate 特徴とメリット」と題し、エンカレッジ・テクノロジの丸山良弘・代表取締役専務兼CTOが登壇。丸山専務は「既存ソリューションには、ファイルのテキスト化や画像化する『低リスク要素抽出法』と、ウイルスなどを検知する『高リスク要素抽出法』がある。低リスク要素抽出法は、データの再利用に制限があり、対応できるファイルの種類にも制限がある。高リスク要素抽出法は、リスクが高いとして、総務省が推奨できないとの見解を示している」と、既存ソリューションの問題点を指摘。両抽出法の問題点を克服するソリューションとして、ESS FileGateを紹介した。

 ESS FileGateの仕組みは、次の通り。まず、アプリケーションの印刷機能を使用して、印刷データをESS FileGateに送信。ESS FileGateで印刷データのPDF化や画像化を行い、無害化する。印刷機能を使うため、基本的にすべてのアプリケーションに対応する。また、無害化したファイルを利用するには、承認者の承認を必要とするワークフロー機能を備えていて、マイクロソフトのディレクトリサービス「Active Directory」に対応している。無害化を実行し、かつ印刷可能であればアプリケーションを問わないため、既存ソリューションの課題を克服するというわけだ。「ファイルを画像化する無害化ソリューションは、レイアウトが崩れるという問題が発生しがち。ESS FileGateはレイアウトの調整もできる」と丸山専務は差異化ポイントをアピールした。
 

丸山良弘・代表取締役専務兼CTO

 セッション2では、「ESS FileGateご提案のためのご支援体制とプログラムのご案内」と題して、エンカレッジ・テクノロジの日置喜晴・事業推進部長が登壇。日置部長は、「自治体向けESS FileGateのライセンス体系は、1年間のソフトウェア使用権と保守サービス費用で構成していて、ワンプライスで提供する」と説明。そして、自治体の人口で決まるシンプルな価格であること、他社製品と比較して価格競争力があることをアピールした。また、一次と二次というパートナー制度について説明し、「デモ環境や検証環境を用意しているので、ぜひ利用してほしい」と呼びかけた。
 

日置喜晴・事業推進部長

 セッション3では、「強靭性向上モデルと先進自治体の取り組み」と題し、週刊BCN編集長の畔上文昭が取材記事をベースに先進自治体の取り組みを紹介した。セッション終了後の質疑応答のコーナーでは、自治体関連に強い参加者ということもあり、現場のニーズをあげて、どのように解決できるのかなど、具体的な質問が飛び交った。
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外部リンク

エンカレッジ・テクノロジ=http://www.et-x.jp/