理経(猪坂哲社長)は2月11日、新宿駅周辺防災対策協議会メンバーで構成される「チーム・新宿」による小型無人航空機(ドローン)を活用した超高層ビル街での災害対応実証実験に参画したと発表した。

 今回の実証実験では、東京・新宿西口エリアと新宿駅周辺地域で災害時の情報収集と滞留者誘導を目的に、ドローン活用の実効性と課題の確認を行った。地域の状況把握をドローンを用いて行い、長距離無線通信を利用した拠点間通信により情報共有を可能にするシステムを構築。これによって災害時にドローン発着拠点と現地本部、各拠点で映像情報を共有したり、ドローンに搭載したスピーカーを利用して滞留者の誘導が可能となった。

 理経では、情報収集のために必要なインフラとして、協力会社である日東通信と長距離無線LANシステムの提供・設置工事を行い、現地本部と拠点間で約100Mbpsの無線インフラを構築した。これを利用して、アイベックステクノロジー製エンコーダ/デコーダ(超低遅延対応H.264コーデック)でドローン映像を各拠点にマルチキャストするとともに、各拠点状況を確認するため、ネットワークカメラ映像のストリーム伝送を行った。

 理経では、緊急情報を国から住民まで瞬時に伝達するシステム「Jアラート」を総務省消防庁に提案し、防災システム提案に取り組んでいる実績を生かし、今後も災害対応実証実験に参加する。さらに、地方公共団体にとって有益で実用的な災害情報伝達システムの提案や構築を行い、さらなる防災分野での社会貢献を行っていく考え。