ソフトバンク・テクノロジー(SBT、阿多親市社長CEO)、サイバートラスト(眞柄泰利社長)、ミラクル・リナックス(伊東達雄社長)の3社は3月28日、ルネサスエレクトロニクス(ルネサス)が4月11日に開設する「産業向けルネサスマーケットプレイス」の開発・運用支援をはじめ、産業機器向け高性能プロセッサ「RZ/Gシリーズ」を活用するIoTサービスのエコシステム構築から運用までを包括的に支援すると発表した。

 今回の取り組みは、3社それぞれがもつ実績やノウハウとSBTグループのシナジーを生かすもので、ルネサスのRZ/Gシリーズで動作検証済みのソフトウェアや開発ツールをクラウド上でワンストップ提供する。また、製品製造時点で電子証明書を組み込むことにより、ソフトウェアアップデートをセキュアに実行できる仕組みを提供し、IoTデバイス開発のエコシステムを支援する。

 これにより、RZ/Gを利用する組み込み機器メーカーは、開発から運用のフェーズまでのトータルなソリューションを活用し、機器のインターネット接続(IoT分野)への参画を短期間でコストを抑えて実現できる。3社はRZ/Gのエコシステムで、産業機器メーカー、ルネサスの販社、ルネサスにプロダクトを供給するソフトウェアベンダーなどを対象に各種サービスを提供する。

 各社の役割としては、SBTはMicrosoft Azure上に、「RZ/G Linuxプラットフォーム」と「ルネサスマーケットプレイス」、マーケットプレイスで提供する開発支援ツールを開発するとともに、運用保守を提供。サイバートラストは、RZ/Gシリーズベースの製品製造時に組み込む電子証明書の発行、ソフトウェアアップデートサービス接続のための開発支援を行う。また、ミラクル・リナックスは、RZ/G Linuxプラットフォームの開発支援を行うほか、ソフトウェアやデータの更新をセキュアに行うソフトウェアアップデートサービス「MIRACLE Secure OTA」(今夏にルネサスマーケットプレイスで提供開始予定)の開発と運用を行う。

 3社は引き続き支援体制を強化し、EdgeデバイスからIoT Gateway、通信、クラウド解析、分析まで、RZ/Gを取り巻くIoTサービス全体に適切な商材を、サプライヤーとバイヤーが取引できるエコシステムに拡張していく方針。