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ネットワールド、東急建設のVMware仮想化基盤をVMware NSXで刷新

2017/05/12 14:45

 ネットワールド(森田晶一社長)は5月10日、東急建設(飯塚恒生社長)の全社業務システムをカバーするVMware仮想化基盤の刷新プロジェクトで、ネットワーク仮想化ツール「VMware NSX」が採用され、本格稼働を開始したと発表した。

 東急建設のデータセンター内ネットワークは、ルータの折り返し通信を減らすためにフラットに設計されており、効率的である一方で、万一のインシデント時に被害が拡大する可能性もあることから、安全性向上の改善が必要となっていた。今回、VMware NSXを採用することで、個々の仮想サーバー単位でファイアウォールを設定できるマイクロセグメンテーション機能によりネットワークの安全性を高め、柔軟でスピード感のあるネットワーク運用が可能となった。

 旧環境から新環境への移行では、「VMware vMotion」機能により、約120台の仮想サーバーを4台の物理サーバーに移行し、新旧環境の互換性問題などをクリアしながら、無事無停止で移行した。ネットワールドは、VMware販売パートナーに対してVMware NSXの普及・活用に向けた取り組みを推進しており、パートナーに対する技術支援力も高く評価されたという。

 東急建設では今後、ロードバランサーやIPSec-VPNなどの機能も活用し、3D CAD用VDIやウェブサーバーの安定稼動、個別VPNルータ機器の削減などに役立てていく計画。
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外部リンク

ネットワールド=http://www.networld.co.jp/

東急建設=http://www.tokyu-cnst.co.jp/