NTTテクノクロス(串間和彦社長)とNEC(新野隆社長兼CEO)は11月6日、利用者・市民参加型の共創の仕組み「リビングラボ」を活用し、子育て支援サービスのアイデア創出を共同で行ったと発表した。

 NTTテクノクロスは、人にやさしい情報化社会の実現に向けて、リビングラボ「ともに育むサービスラボ(はぐラボ)」を立ち上げ、運営している。はぐラボでは独自の対話手法を用いて、育児中の親・企業・UXデザイナーが対話を重ねながら、子どもと過ごす生活をより楽しく快適にするサービスを創出している。一方、NECでは、ICTを活用して社会インフラを高度化する社会ソリューション事業に注力。社会課題の解決に必要な生活者視点でのサービス検討の仕組みづくりのためリビングラボの活用を進めている。

 今回、両社は、はぐラボを活用し、育児中の親の「過ごしたい理想の時間」を実現する新規サービスをゼロから検討した。それぞれのUXデザイナーが、はぐラボの参加者とともにニーズの探索・優先順位づけを行うことで深掘りし、さらにサービスのアイデア出し・具体化まで行った。

 この結果、日頃の困りごと・知りたいことを解決してくれる「デジタルおばあちゃん」をはじめ、意外と大変な子どもとの外出を安全で楽しく有意義にする「体験型エンターテイメント」、子どもの習性を尊重して子どもを楽しませる/親を楽にする「子供中心設計」といった3つの子育て支援サービスのコンセプトを創出し、そのなかから複数のサービスアイデアを生み出した。また、取り組みを実施することにより、はぐラボを活用したサービス検討の有効性を確認するとともに、検討にあたっての制約、進め方、手法などの知見を蓄積した。今後はこの知見・ノウハウを活用し、さまざまな民間企業・行政・研究機関とともにサービス企画開発に取り組むなどして、リビングラボを活用したサービスのアイデア創出や、その事業化を推進していく方針。