日立システムズ(北野昌宏社長)は、建設業や情報サービス業などの中堅・中小企業向けに、建設プロジェクトやシステム開発プロジェクトへの人材配置や人材情報の管理に特化した「人材配置サービス」の提供を3月9日に開始した。

 人材配置サービスは、各プロジェクトに割り当てられた技術者ごとの人材情報や作業予定、作業実績などを管理できるシステムをクラウド基盤を活用し、割安な初期導入費用と月額費用で提供するサービス。サービスを導入することで、管理者はプロジェクトごとに必要な資格やスキルをもつ人材を迅速、適切に配置できるようになり、業務の効率化や生産性の向上、事業拡大を図ることができる。

 また、複数のプロジェクトが並行して進む場合、特定の技術者に業務が集中し、作業が遅延する可能性があるが、同サービスでは複数のプロジェクトを一覧化した状態で、時間単位のスケジュール割り当てや技術者ごとに抱えている作業量の参照が可能。これにより、作業の平準化を図ることができ、限られた人材リソースの中でも最適な配置を実現することで、業務の効率化や生産性の向上を実現する。

 なお、同サービスのクラウド基盤には、サイボウズの「kintone」を活用しており、利用企業は個別にサーバーなどのITインフラを用意する必要がなく、短期間で安価にサービスを利用することが可能。また、システムの監視やバックアップなどの障害対策、不正アクセス防止などのセキュリティ対策についても標準サービスとして提供しているため、安定的にシステムを利用できる。さらに、kintoneが提供している備品管理や契約書管理など50種以上のアプリケーションを無償で利用できるだけでなく、複雑なプログラム開発をすることなく、マウス操作だけで画面レイアウトや文言の変更、機能の追加が行えるなど、拡張性も備えている。

 今後、日立システムズでは、現場のデジタル化を支援する人材配置サービスを建設業の顧客だけでなく、同様の課題に直面している情報サービス業や、デザイン会社などにも幅広く拡販し、2020年度末までに累計1000社への販売を目指す。