理経(猪坂哲社長)は6月15日、バーチャルリアリティ(以下、VR)を活用し、火災現場からの避難を模擬体験できる防災訓練用VRコンテンツ「避難体験VR」とVR機材一式が大阪市消防局に採用されたと発表した。

 近年、地震や津波などの大規模災害を想定した防災訓練の重要性が高まっており、各地で自治体を主体とした防災訓練が実施されている。今回、大阪市消防局では、火災予防の普及啓発を図るため、臨場感のある避難訓練を体験し、火災時の正しい避難行動(姿勢を低くし、ハンカチなどで口や鼻を覆い避難する)を学ぶことのできる避難体験VRを導入した。

 避難体験VRは、VRヘッドマウントディスプレイを使用して、火災が発生し黒煙が充満する室内からの避難を体験することが可能(体験時間:1人3分程度)。360度の臨場感あふれる映像とコントローラを活用し、VR空間上を自由に移動することができる。さらに、煙による視界が悪い状況のなか、通路誘導灯を頼りに低い姿勢で避難できているかなど、体験者が正しい避難姿勢で動けているかの判定も可能となっている。

 理経では、Jアラートをはじめ防災分野で培った知見を生かし、同コンテンツに加え防災啓発用途でのVRパッケージコンテンツの開発に注力していく方針。