アリババグループ(馬雲会長)が提供する中国最大のクラウド「阿里雲(アリババクラウド)」のJingmei Li・ET Brain プロダクトエグゼクティブディレクターは6月14日、開催中のIT見本市「Interop Tokyo 2018」で基調講演し、同社のAIプラットフォーム「ET Brain」をアピールした。
Jingmei Li・ET Brain プロダクトエグゼクティブディレクター
ET Brainは、スマートシティ、製造、航空、物流、農業などの各産業向けにアリババグループが提供しているAIプラットフォーム。例えば、スマートシティ向けの「ET City Brain」では、都市の交通信号や公共交通機関、気象データ、市民のスマートフォンなどから収集したデータを集約し、独自のアルゴリズムで処理することによって、交通状況の改善などを実現する。アリババグループが本社を置く中国浙江省・杭州市では、ピーク時の交通渋滞を9.2%削減することに成功している。