中国のアリババグループが提供する「阿里云(アリババクラウド)」の事業を統括する胡曉明総裁は6月7日、中国・上海市で報道陣の取材に応じ、世界市場で先行するアマゾン ウェブ サービス(AWS)について、「3年で技術的に追いつく」との目標を示した。(上海支局 齋藤秀平)

胡曉明総裁

 胡総裁は「アリババのクラウド事業は、AWSより3年遅くスタートしたが、成長の速度はAWSを上回っている」と説明。そのうえで「中国には、企業のデジタル変革を進めるための巨大な活用の場がある。そのなかでわれわれは技術を高めていく」と自信を示した。

 さらに、技術を向上させるために「パートナーとの協業も加速させる」とし、日本については「SBクラウドは非常に重要なパートナーで、SBクラウドを通じて日本との関係が持てることはとても大切だと思っている」と強調した。

 米調査会社ガートナーが2017年9月に発表した調査結果では、16年の世界のクラウド市場では、AWSが44.2%と圧倒的なシェアを獲得。アリババクラウドは3%で3位だった。