サイバートラスト(眞柄泰利社長)とイー・フォース(與曽井陽一代表)は6月25日、組み込み機器向けOSの技術開発とLinuxとリアルタイムOS(RTOS)共存のサービス確立を目的に協業を行うと発表した。

 イー・フォースは、組み込みシステム向けパッケージソフトウェアの開発から販売・サポートを提供する国産のRTOSベンダーで、これまで産業機器・FAや医療機器、IoT機器などの分野で多数の実績と知見がある。一方、サイバートラストは、Linux開発やエンタープライズサポートの事業で培った技術や知見を生かして、カーナビゲーションや映像配信機器、医療機器など用途別専用機器向けの組み込みLinuxで多数の実績をもっている。

 今回、両社が協業することで、それぞれのOS技術と知見を融合し、既存のRTOS資源を活用したリアルタイム性を確保しながら、Linuxのオープンソース資源を活用したネットワーク・画像処理といった機能を一つのSoC上に実装できるソリューションの開発を推進する。開発にあたっては、CPUクラスタの規模を最大8コアに拡張でき、クラスタ内で異なるCPUコアが混在するヘテロジニアスマルチコア構成を可能にするArmの「DynamIQ」テクノロジーを活用する。

 今後、両社はOSのより深い部分で連携し、安心して使えるRTOSとLinux OSの共存環境を開発し、今年秋頃に組み込みソリューションの提供を目指す。