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エプソン販売、ビジネスインクジェットプリンタの新モデル

2018/07/06 13:59

 エプソン販売(佐伯直幸社長)は7月5日、ビジネスインクジェットプリンタの新製品として、大容量インクと低印刷コストを両立した「ビジネスインクジェット Lモデル」を含む計5機種を、7月19日に発売すると発表した。

 ビジネスインクジェット Lモデルは、「PX-M886FL」「PX-M381FL」「PX-S381L」の3機種をラインアップ。購入時から大量に印刷可能なインクを同梱し、低印刷コストと高い耐久性で、気兼ねなく印刷することができる。ビジネスで求められる印刷スピードも兼ね備えている。バックヤード業務やオフィスでの業務効率化や、トータルコストを削減したいというニーズに応えた新たなビジネスモデルとなっている。

 また、導入コストを抑えたい顧客向けに、2月に発売したA4カラーモデル2機種「PX-M884F」「PX-S884」に加え、A4モノクロモデルの2機種「PX-M380F」「PX-S380」を新たにリリースする。

 主な特徴として、ビジネスインクジェット LモデルのPX-M886FLは、A4カラー文書が1枚あたり約2.0円(税別)、A4モノクロ文書が1枚あたり約0.8円(同)と低印刷コストを実現。カラーページ複合機「LP-M720F」と比較すると、1500枚/月で5年間使用した場合、トータルコストで約29万円削減できる。また、A4モノクロモデルのPX-S381Lは、A4モノクロ文書1枚あたり約0.6円(同)で、モノクロページプリンタ「LP-S180DN」と比較し、1500枚/月で5年間使用した場合、トータルコストは約26万円削減できる。

 本体購入時の同梱インクで、PX-M886FLはカラーインク約1万1000ページ、ブラックインク約1万6000ページ、PX-M380FとPX-S380はブラックインク約3万5000ページの大量印刷が可能。また大容量インクパックのため、インク交換の手間も軽減できる。そして、ページプリンタと比較して必要な消耗品が少ないため、消耗品発注の手間軽減だけでなく、管理工数も削減できる。

 PrecisionCoreプリントヘッド搭載により、カラー/モノクロとも約24ipmの高速印刷を実現した。また、温湿度センサ搭載により、使用環境下での最適な両面印刷を制御し、効率的にプリントする。さらに、ファーストプリントは、印刷開始からカラー5.3秒、モノクロ4.8秒と高速で、15万ページの高い耐久性によって業務印刷を支援する。

 PX-M886FLのTEC値はわずか0.2kWhで、1枚あたりの消費電力量は、カラーページ複合機LP-M720Fと比較すると約1/15。消費電力を大幅に抑え、環境負荷の低減を実現する。

 税別価格はオープン。参考価格は、PX-M886FLが10万9980円、PX-M381FLが8万9980円、PX-S381Lが7万9980円、PX-M380Fが3万4980円、PX-S380が2万4980円。同社では、新製品を含めたビジネスインクジェットプリンタ全体で、今後1年間で約26万台の販売を予定している。
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外部リンク

エプソン=https://www.epson.jp/