サトー(小瀧龍太郎代表取締役)は、アルミ製の液体容器へのRFIDタグ自動貼り付けソリューションを発表した。パートナー、顧客とともに、共同開発に力を注ぐ。

 経済産業省は2017年4月に「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」を策定した。これにより、大手コンビニエンスストアチェーンは25年までに、商品全て1個ずつにRFIDタグを取り付けることが求められている。RFIDは電波を用いてRFタグのデータを読み書きする。金属や液体は、電波を吸収してしまい、レトルトパウチ食品などのアルミ箔をラミネート加工した容器に貼り付けることができないという課題があった。同社はRFIDタグを商品から浮かせて貼ることで読み取りを実現し、また安川電機のラベル貼り付けロボットと組み合わせることで、自動貼り付けソリューションとして提供できるようにした。これにより製造現場での作業時間短縮を実現できるという。

 同社は9月12日から14日に東京ビッグサイトで開催された「第20回 自動認識総合展」に同ソリューションを参考出品した。今後は、会場で関心を持った企業を中心にヒアリングを実施し、市場ニーズを確かめるとともに商品化に向けたブラッシュアップを進めていく。
 
RFIDラベル自動貼り付けロボット

 また、アパレル企業向けRFIDソリューションも展示。これは試着室にRFIDアンテナを設置し、RFIDタグを付けた商品を持ち込むと自動認識するソリューションで、試着室の来店客から商品のサイズやカラーなどの変更依頼に、迅速に対応できる。これにより、試着室に持ち込まれた商品の購入率を高めることができるという。今後はアパレル企業と協業して、同ソリューションを活用したコーディネートサービスなども開発していくという。(山下彰子)