ブラザー販売(三島勉社長)は2月14日、東京都中央区のオフィスをリニューアルしたと発表した。社員同士のコミュニケーションを促進し、アイデア創出のしやすい環境を構築することで法人向けビジネスを加速させていく。

フリーアドレス制が導入され、コミュニケーションが活発化。
奥に見えるのは自社のプリンターや複合機

 同社が所属するブラザーグループは2016年度に中期3カ年計画を策定し、事業・業務・人材の変革に取り組んできた。今年度はその最終年度で、グループ全体の目標はすでに達成しているといい、現在は最終調整の段階にある。特にブラザー販売では、「BtoBへの転換」をキーワードに、ビジネスユーザー向けの営業人材と製品ポートフォリオを強化してきた。

 しかし、三島社長は「新事業の面から見ると伸びてはいるが、満足のいく数値ではない。大容量インクタンクを投入したり、産業用印刷事業に積極的に取り組んできたものの、ようやく基礎ができ始めてきた段階」と分析する。今回のオフィスリニューアルは、今後の事業拡大を見据えた地盤作りで、組織のポテンシャルを底上げするのが狙いだ。

 三島社長は「イノベーティブな発想や柔軟な考え方を生むうえで、環境は大きな要因になる。グループ全体が法人向けへと大きく舵を切る中で売り方も当然変わってくる。ビジネスの強化、知識の共有をまずは環境から取り組んでいきたい」と語った。

 新たなオフィスでは、フリーアドレス制を導入し、新たに生まれたスペースでリフレッシュエリアやオープンミーティングスペースなどを増設。それぞれのフロアには自社製品を置くことで、社員が製品知識を深め、実経験に基づくアイデア創出を促していく。(銭 君毅)