インテルは3月7日、新たなFPGA「インテル FPGA プログラマブル・アクセラレーション・カード N3000(インテル FPGA PAC N3000)」を発表した。同製品は、米国時間2月25日に「MWC19 Barcelona」に向けて発表。これを日本市場向けに改めて公開したもの。同製品をサーバーに搭載することで、これまで専用のハードウェアが必要だった高い通信パフォーマンスを汎用サーバーでも可能にする。

 インテルは、クラウドからエッジまでそれぞれの領域に対応するFPGA製品を2017年から発表しており、それぞれの領域でポートフォリオを拡充してきた。今回はクラウドとエッジの中間にあたる無線アクセスネットワークからコアネットワークにフォーカスしたプロダクトで、これによりインテルは通信ネットワークのエンドツーエンドをカバーしたことになる。

 同製品は、すでにNEC、ミクシィ、楽天モバイルネットワークなどに導入されており、楽天モバイルネットワークはMWCで発表した完全仮想化モバイルネットワークで取り入れている。楽天モバイルネットワークは、「インテル Xeon スケーラブルプロセッサー」と併用することで200Gbps近くのトラフィックに対応し、5Gネットワークの構築を目指す。
 
渡海博史
統括部長

 インテルの渡海博史・プログラマブル・ソリューションズ営業本部 データセンター&コミュニケーション統括部統括部長は「5G時代において各サービスプロバイダーは、急増するトラフィックに対応するための環境構築とその運用コストに課題がでてくるだろう。インテル FPGA PAC N3000によって拡張性・柔軟性を担保しつつ、処理パフォーマンスを向上できる」と語った。(銭 君毅)