日立システムズ(北野昌宏社長)は6月5日、工場やビル、プラントなどに設置されている各種メーターの画像と数値データを、スマートフォンのカメラを活用して収集する「スマートフォン利用型メーター自動読み取りサービス」を7月に発売すると発表した。

 日立システムズでは昨年3月、工場やビル、プラントなどにある設備のメーターから、市販のネットワークカメラなどを用いてメーターの画像と数値データを自動で収集する「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」の販売を開始し、多くの企業に提供してきた。今回、多数あるメーターの点検業務をコストを抑えて効率化したい、固定カメラを設置するのが難しい場所にあるメーターにも対応したい、という要望に応えスマートフォンのカメラを用いてメーターの画像と数値データを取得する、スマートフォン利用型メーター自動読み取りサービスを新たに開発した。
 
「スマートフォン利用型メーター自動読み取りサービス」の概要図

 新サービスは、電源やネットワークカメラなどが不要で、スマートフォンに専用アプリケーションをインストールし、初期設定を行うだけで安価に利用できる。撮影した画像は専用アプリケーション上で自動解析され、数値データに変換されるため、点検結果の転記や入力をすることなく集計や帳票化が簡単に実施可能となる。これにより、固定カメラを設置できない場所にある各設備のメーターの点検業務を効率化し、確認時や入力時に発生しやすい点検結果の記録ミスを防止するとともに、各設備の迅速な状況把握を支援する。さらに、撮影した画像データがサーバーに保存されることにより、点検データが証跡として残るため、問題が発生した際にはさかのぼって確認することができる。
 
「スマートフォン利用型メーター自動読み取りサービス」の対応メーター一覧

 また、設備の稼働状況を細かく分析したり故障の予兆を把握したりする必要がある場合には、データの取得間隔を秒単位で設定でき、サーバー上に蓄積された数値をグラフ化できるカメラ利用型メーター自動読み取りサービスと組み合わせて提供することも可能となっている。

 今後、日立システムズでは、さまざまなニーズに対応可能なスマートフォン利用型メーター自動読み取りサービスと、カメラ利用型メーター自動読み取りサービスを積極的に拡販し、点検・監視業務の効率化をサポートしていく方針。